
駄本。トヨタの本だけに、「ヨタ本」。読む価値なし。
最近、「トヨタ式」が流行っていて礼賛本が多いので、そのアンチテーゼもあっていいとは思う。そりゃ、トヨタだって100%うまくいってるわけではないさ。「トヨタはこんなに素晴らしい」的な礼賛本はワタシだってうさんくさく思う。だからこそ、トヨタで起こっている問題点をえぐり出したルポなら興味ある。でも、これはどこの会社にもあるようなことをあげつらっているだけで、何の問題提起にもなっていない。
曰く、「豊田市は田舎だ」。そりゃ、田舎なのは事実(ワタシも3カ月ばかし、トヨタの仕事をやってて、本社工場近くに住んだことがある)だし、東京と比べればずいぶんと不便ではある。でも、決してこの本にあるように「本屋もないようなド田舎で、情報収集にも不自由する」という程ではない。中部の大都会(?)名古屋だって近い。だいたい今はネットがある。っていうか、それがトヨタの経営と何の関係がある?
曰く、「社内メール用の封筒は使用済みのものをぼろぼろになるまで使い回す」。びんぼーくさいとでも言いたいのだろうか?。でも、そんなの、トヨタに限らず、メーカーならどこでもやってるんじゃないの? ウチの会社だって、ワタシが入社した20年前からふつーにやってるし。
曰く、「自殺者が多い」。でも、ウチの会社でも自殺者の「噂」は結構聞く。多分、そのうちのいくつかは事実だと思う。鬱病になる人も時々いるのも事実。でも、ワタシの同僚で鬱病になったのは、20年の会社生活の中で2人だけだ。結局、世の中にはある程度の割合でそうなる人が存在するというだけで、小さな企業では滅多に起きないけれど、大きな(従業員の多い)会社なら頻発するということに過ぎないのでわ?
この本の著者には、「もうちょっとちゃんと調べてマシなこと書いたら?」と言っとく。