
正直、あんまり面白い本じゃなかった。読みづらい。それに、ワタシにとっては目新しい内容はなかったし。

どちらかというと、これはアメリカの隠れ無神論者に向けて書かれた本。アメリカで無神論者であることを公言するとタイヘンなことになるらしいんですね。まるでそれ自体が道徳的に悪であるかのように言われてしまうのだそうで。それで、内心は無神論者である人もキリスト教の信者であるかのように振る舞うのが無難なのだそうです。そんな人達に向けて、「君たちは正しい。そして一人じゃない」と励ましている本。
ドーキンスは非常に過激な無視論者で、この本の中では、宗教が有害であること、異なる宗教の教義は互いに矛盾しており、理解し合うのは決して不可能であること、悪いのは過激な原理主義者だけでなく、むしろ穏健派が過激派を呼び込んでいること.... などを丸々1冊使って論じています。
多分、多くの日本人は合理主義者で、宗教行事には参加するけれども、その実宗教をまじめに信じてはいなくて、単にお祭騒ぎのネタとしか思っていないんですね。だから、この本に書かれているように、普通のまじめな信者が起こすさまざまな問題についてピンと来ないし、だからこそ、あんまり面白い本と思わないんだろうなぁと思いました。